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あの王様クレイヨンはどこへ行った

小さな旅の始まりは、由里葉さん(NEW ATLANTIS)の素敵なblog記事からでした。(きっかけになりました記事はこちら→***



最近購入したガラクタ、と紹介されていた『王様クレイヨン』。その魅力的なパッケージと[クレイヨン]というなんともレトロな響き。しかも会社名が『王様商會』。[商會]という文字ヴィジュアルも素敵過ぎ。王様という威厳溢れる存在キャラを使用しながら、何処かコミカルな印象のある愛らしいクレヨン。なんて気になる。。。

でもここまででしたら、「可愛いクレヨンですね」で終わっていたと思います。可愛い文房具は好きですが、私は収集癖は持ち合わせていません。もしこのクレヨンを何処かで見掛けたとして、きっと直感的に「欲しい!」とは思うでしょうけれど、実際に手に入れているかは謎です。

そんなところに急展開が。コメント欄に「この商品名を掲げた会社が群馬に在る」という情報が。(投稿された玉青様。ありがとうございます。)

群馬は私の地元です。調べてみれば驚く程に実家に近い住所。「こんな近くにそんな面白い会社が在るんだ!」と一気にテンションは上がり、現地訪問の心はすぐに固まりました。

ネットで検索してもHPは無く詳細も載っていないので、[お店]なのか[製造会社]なのか?という疑問を普通は持つと思うのですが、私は「こちらは製造する会社(工場)さんだろう」と直感的に思いました。何故なら土地勘がありますので、この住所の場合お店の可能性は低いと思ったのです。私の家もその昔、自宅敷地内に小さな工場を持つ機屋でしたので。





お盆そして終戦の日の8月15日・晴天。『王様クレイヨン商会』さんを友人と実際に訪ねてまいりました。

辿り着くと入り口に『王様クレイヨン商会』の看板。そこは正に、私の生家と同じように敷地の一角に工場の在る造りの個人宅。最初は場所だけ確認出来れば…と思っていたのでこのまま帰ろうかと思いましたが、お家の中に在宅の気配が。しかもこちらの様子を窺っていらっしゃる様子!このままでは私達とても怪し過ぎる状況ー!!と思い勇気を持ってご挨拶したところ、応対して下さったのがお一人で留守番をされていた奥様でした。



いつ頃からこちらで造られているのか伺ったところ、奥様がお嫁に来る前からずっとこちらで『王様クレイヨン』は製造されていたそうです。しかし現在は『王様クレイヨン』というブランドはもう無いのだそう。予想はしていましたがとても残念です。

でも二年程前に雑誌に過去商品が載り、「その時は全国から電話や手紙で沢山の問い合わせが来ましたよ」とおっしゃられていました。熱心な方も多く私達のように実際にこちらを訪れた方も居たとの事。ご年配の方が「子供の頃の思い出の品で探していました」、という事も多いのだそうです。

その他『王様クレイヨン』の製造工程やパッケージも年代により色んなバージョンがあったお話等、興味深いお話を色々と伺う事ができました。



そろそろおいとま致しましょうか、と思った時にサプライズが。なんとデッドストックのクレヨンを数点お譲り下さったのです!倉庫から出て来たピカピカのクレヨンの可愛い事と言ったら☆

奥様の御厚意に深く感謝致します。

(勿論お礼はしております事を一応記しておきます)







お譲り頂いた20色入の『王様クレイヨン』。こちらはきっと製造の一番最後の方の(新しい)物なんでしょうね。文字がきちんと左から表記され、王様の表情もソフトでマイルド。軍国的な気配は消え現代的になっています。そしてよく見ると、『王様クレィヨン』となっています!『』が小さい!!こんな所にも変化が!!!





こちらのマークが会社の商標マークになるようで看板にもプリントされていました。エンブレム的でこれもとっても可愛いなーと思いました。





実は訪問前には余りネットで下調べを行わず、帰って来てから更に興味を抱き、『王様クレイヨン』に関して検索しました。するともっと深く伺いたかった点が多々出て来てしまったのですが、それはまたいつか。何かご縁があった際にまたお話を伺う事が出来たら、と思っています。地元近くですし、人生の楽しみの一つに残しておきます。





一つはこの楽しいご縁を下さった由里葉さんにお譲りする予定です。





blogタイトルは田村隆一の詩『六色のクレイヨン』より。今回の旅にピッタリのフレーズですね。
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コメントありがとうございます!

Kaoru Hibino さま
承認、そして返信が遅くなり大変申し訳ございません。
長らくお休みしておりますブログに、お身内の方よりコメントを頂き大変驚いております!

当時私も色々と調べまして、【王様クレヨンが東京に在った事、合同会社であった時期があった事、空襲により工場を消失している事】などを知りました。
多分群馬の会社さんは、戦後、王様クレヨンを製造されていたのだと思います。
私がブログに記しております「もっと深く伺いたかったこと」はその辺りの事柄です。

そのサイトを再度読み返したく検索してみたのですが、今の短時間では再訪する事ができませんでした。

今も昔も沢山の方の心に残る王様クレヨン。
偉大な曽祖父さまでいらっしゃいますね!
私が続きの物語に辿り着きましたら、その際はHibinoさまにもご報告させて頂きます☻

Hibinoさまのプリザーブドフラワーの作品もとっても素敵ですね!
私もブログを再開させたいと思っておりますので、またお気軽にお立ち寄り頂けると嬉しいです。
この度はご訪問ありがとうございました。

私も王様クレヨンの本当の歴史が知りたいです。王様クレヨンのスタートは今の群馬県の会社ではなく、創始者は甲斐惟一という私の母方の曽祖父です。
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Adel

Author:Adel

猫が好き。繊細で美しいものが好き。
ゆっくり活動中です。
時折、創作人形(球体関節人形)のオーダードレス制作をしています。
過去には装身具やコルセット、バンドの衣裳など。

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